世界取引
世界で起こる出来事は外国為替市場に影響しています。 厳密に言えば、世界で起こる出来事が需給関係の力に影響し、外国為替市場に影響してるということです。 世界で起こる出来事(政治、社会、政府など)や他にも経済的要因で絶えず、需給関係が変わり、それに関連して通貨の価値も変わってきます。
大きなニュースや経済的なことが報道されると外国為替市場に変動が起こるのを、皆さんもご覧になったことがあるでしょう。ですから、国際ニュースに着目することはとても賢明な取引の戦略だと言えます。 国の規模によって報道される出来事の頻度や量が違うので、少なくとも初めはたくさん報道される国の通貨を取引するのがいいでしょう。(例えば、米ドル、ユーロ、日本円、ポンド、スイスフランなどです。)
役立つ情報:
国が健全であれば、その国の経済はよく、結果的にその国の通貨は強くなるということを忘れないで下さい。高い雇用水準や小売の売上高、操業率、国内総生産から、健全さがわかります。また国の赤字額が少ないかとか、インフレの変動はないかなどからも健全さを知ることができます。
国の健全さを知るために、以下の項目について調べてください。(以下の例はアメリカ市場によるものです。)
- 雇用成長
- 国内総生産(GDP)
- 貿易収支
- 金利の決定
- 小売売上高
- 耐久消費財
- インフレのレポート
- 外国購入レポート (TICデータ)
これらの項目から何がわかるか以下に例をあげてみました。
雇用:
失業保険受給申請が毎週発表され、どれだけ多くの人が初めて失業保険を申請したかがわかります。申請する人が少なければ、それだけ景気もよいということです。というのも、失業者はあまりお金を使わない傾向があり、国の経済によくない影響を与えるからです。
アメリカの非農業部門雇用者数が毎月発表され、そこから新たな雇用数(農業部門以外)がわかります。人が働いて、お金を稼げば、より多くのお金を普通は使います。だから、新たな雇用が多くなれば、その国の通貨はより強くなるということです。
消費高:
個人消費支出額は商品及びサービス(食品、エネルギーは除く)の価格変動を表し、そこからインフレ率がわかります。価格が不安定だと、人々は普通、お金をあまり使わないので、大きな価格変動は経済にはマイナス効果です。
小売の売上高は毎月発表され、そこから小売販売価格がわかります。その販売価格が上昇傾向にあるということは人々はより多くのお金を支払うことになるので、その国の景気は好調だということです。
年間の国内総生産(GDP)からはその国の経済が生み出す商品及びサービスの総価格がわかります。総価格が上昇傾向にあれば、その国の景気は好調だということです。そうなると、人は国内の株式市場や証券市場で投資しようという気になり、海外の投資家もそれに目をつけます。
貿易収支からは商品及びサービスの輸出入の差額がわかります。貿易収支が上昇傾向なら、より多くの商品及びサービスが輸出入されたということです。そして、貿易収支の上昇傾向はその国の通貨が強くなっているということです。というのも、輸出需要が高くなればなるほど、輸出国の雇用率や生産高も上がるからです。このことは通常、海外の人たちが輸出者の通貨を購入するため自分たちの通貨を換算することを表しています。
CPI(消費者物価指数) は固定された主要商品及びサービス(食品、輸送、住宅など)の価格増加を表しています。CPIが高いと、主要商品価格は上がり、同じ主要商品を買おうとしてもさらにコストがかかるのです。価格が上昇傾向にあるということは経済によい影響を与え、通貨にもよい影響を与えるということです。そのため、人々は価格上昇にも関わらず、商品及びサービスを買うことができるのです。
不動産:
アメリカの中古住宅成約指数から一世帯住宅やマンションなども含んだ中古住宅の販売での動きがわかります。人々は快く住宅にお金を費やすので、住宅の需要が高ければ、景気もよくなります。また、通常、住宅を購入したら、家電製品や家具なども購入しますので、不動産業以外の収益も期待でき、景気も上昇するわけです。
アメリカでの住宅着工件数からは、新しい住宅をどのくらい多く建築し始めたかがわかります。この数で建設産業の健全さもわかりますので、件数が多ければ多いほど、国の通貨もよいということです。
製造:
アメリカのISM製造指数からは製造部門の購買担当者の動きがわかります。
この指数が上昇傾向にあれば、その国の通貨は強くなっているということです。というのも購買担当者は会社の実績にアクセスでき、経済実績としばし関係があるため、彼らはよい指標となるからです。
工業生産から工場や鉱山、公共施設によっての産出価値がわかります。生産高が上昇傾向にあれば、その国の通貨は強くなっているということです。というのも、高価格ということはより多くの製造販売がなされ、結果として人々はお金を稼ぎ使うからです。
生産者物価指数はユーロ圏での商品及びサービスの売値の差を調べたものです。生産費が値上がりし、生産者が小売価格を値上げしたら、生産者物価指数はインフレを示していると見なされます。生産者物価指数が高ければ、欧州中央銀行が決める金利は高くなるでしょう。 生産者物価指数が低くなるということは、価格は値下がりし、それはもうすぐ景気後退の恐れがあることの兆しです。
耐久財受注からは3年以上の余命に関する商品価値がわかり、その商品は国内産を求めている消費者が買います。これは受注に応じるため作業しなければならない製造業者の忙しさを予測します。これらのことから、受注が上昇傾向ということは、その国の通貨にはプラス効果と言えます。
利率発表:
イギリス:イングランド銀行(BOE)の発表 - イングランド銀行の金融政策委員会は毎月どこに国の短期金利を設定するか投票します。
欧州連合:欧州中央銀行(ECB)の発表 - 欧州中央銀行(ECB)の運営管理会は毎月どこにヨーロッパの短期金利を設定するか投票します。
アメリカ:連邦政府(FED)の発表 - 連邦公開市場委員会(FOMC)は年に8回投票します。
それぞれの投票後まもなく、結果が公表されます。(イングランド銀行の発表、EU諸国:欧州中央銀行の発表、連邦政府の発表)そして、これらの結果をもたらした経済情勢について、簡単な解説が添えられています。金利は普通インフレによって違います。目的は価格を安定させることなので、インフレが年率2%を超えたとき、銀行はふつう価格が下がるにつれ金利を上げます。高金利は海外の投資家を引きつけ、その国の通貨に対する需要を増やすことになります。つまり金利が上昇傾向にあるということはその国の経済にプラス効果と言えます。
連邦公開市場委員会(FOMC)の会議時間:
連邦公開市場委員会(FOMC)の会議時間で人々は金利や方針転換に関する決定の見通しができます。
調査:
欧州連合: ZEW (Zentrum für Europäische Wirtschaftsforschung)の調査からはヨーロッパの景気見通しに関して金融専門家の意見を知ることができます。 毎月、景気の上昇を予期する投資家と景気の下降を予測する投資家の差がわかるのです。
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アメリカ:シカゴのPMIからはシカゴの景気環境の健全さがわかります。毎月、購買担当者は先月との差に関係なく、生産、購買、雇用、棚卸、発注、価格での組織の動きに対する調査に対応します。
NETTIC-財務国際資金(TIC)ではアメリカでやりとりされる金融市場基金(株や保証金など)の流れがわかります。何百万ドルと表示される重要な数字はアメリカが外国証券に費やすお金と外国がアメリカの証券に費やす差額を意味しています。 これはアメリカの経済を表す重要なもので、アメリカの投資とドルを求める外国に関して見通しができます。 例えば、アメリカがアメリカの証券で50億ドル購入し、外国の人たちが長期アメリカ証券で200億ドルを購入したら、純資産価額の見解は150億ドルということになります。
消費者マインドからは消費者がどのように今後の経済見込みを判断するか景気に対する消費者の考え方がわかります。より高い見解は消費者を楽観的にし、消費者は景気見通しに対して楽観的になるということです。その結果、消費者はより多く購入し、そこから経済をシミュレートします。
さらに知って役立つ情報
- 通常、予想されたレポートに続いてのニュース発表が好調な市価の動きの原因となることはありません。
- 市場予想とニュース発表の差は市場に変動があるかもしれません。また、ある特別な方向に発展する傾向があるかもしれません。
- このような機会はだいたい一時的なもので、ほんの数分かもしれませんし、たったの数秒かもしれません。
- 安定した動きをもつ市場は普通ニュース発表によって強く影響を受けるわけではありません。 しかし、取引のない市場がニュース発表によって大幅に変動することはあります。
注意: どんなに多くの出来事やニュースを取り込んでも、また、どんなに外国為替市場に精通しているからといっても取引には必ずリスクがつきものです。